X−CON2−Lady’s

シャトルミッション

さあ、ミッションの始まりだあ。
左は最終ブリーフィングの風景。緊張がどんどん高まって行くよ。
地上の最高責任者”フライトディレクター”・シャトルの責任者”コマンダー”
をはじめとした全クルーの皆さん、がんばってね。
打ち上げの時、一番緊張するのが、打ち上げ30秒前から、打ち上げ後3分の間だって。

カウントが10秒を切って、
メインエンジンに点火して、
0秒になって、
SRB(ソリッドロケットブースター(個体ロケットエンジン))に点火して、
リフト・オフして、
シャトルをロールさせて、
SRBを切り離して、
ET(エクスターナル・タンク(外部燃料タンク))を切り離して。
その間に計器の目盛りを読んで、
風の影響を修正して・・・。
あー、ボクにはとても出来そうにないや。

このとき、おもしろい言葉が一つあるよ。それは
「オービター、ノーリターン」
て言うんだけど、意味わかるかな?
スペースシャトル(その本体をオービターって言うんだよ。SRBとETを合わせて”スペースシャトル”なのさ)
が打ち上げた場所に戻れないことを意味するんだけど、
直訳すれば”もう戻れない”! 五木ひろしか?

右はコントロールルームの中だよ。
これはもう打ち上げ成功した後のシーンで、正面中央のスクリーンにシャトル内部が映っているんだよ。


これは、船外活動−EVA−のシーンだよ。
パイプを3本使って正四面体−トライアングル−を組み立てる作業なのさ。
今度宇宙空間に建造される「フリーダム」も人が居住しないところは、この構造が基本となるんだよ。
ほらさっき紹介した”5DF”や”アームMMU”を使って作業をするんだよ。
宇宙空間なら手を離しても”そこにずっと有る”からいいんだけど、
地上では手を離すと「落ちて」しまうから、結構大変らしいよ。


少しコントロールルームを紹介しようか?
ココには
FD:フライトディレクター
GCO:グランドコントロールオフィサー
LD:ローンチ/ランディングディレクター
WO:ウェザーオフィサー
TO:トラッキングオフィサー
OSO:オービターシステムズオフィサー
PAO:パブリックアフェアーズオフィサー
PL/EVA:ペイロード/EVAオフィサー
MST:ミッションサイエンティスト
SS/PI:スペースステーション/プリンシパルインベスティゲーター
の10人ががんばっているよ。



そのそれぞれの机の前には写真の様なディスプレイとパネルがあって、
ヘッドフォンで状況をモニターしながら、シナリオ通りミッションを進めていくんだよ。
薄暗い中に、モニターと正面ディスプレイだけが浮き上がっている・・・
もうこの世界しか無いって感じ。


こうやって、シャトルミッションは終了したんだ。
さあ、X−CON2オリジナル企画、レクチャーへ行ってみようか!。

レクチャーはこっち

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