中程度の知的障害のあるAさん(50代・男性)の事例です
両親と過ごしていた頃のAさん
Aさんは、中学校卒業後、自宅でお父さんやお母さんの畑の仕事を手伝いながら生活していました。Aさんは、簡単な会話を交わすこともできるし、ご飯も自分で食べることができます。でもお金の計算が苦手なので一人でお買い物には行けません。市役所からたまにAさんあてに難しい書類が来ていましたが、ぜんぶ両親にやってもらっていました。
両親には頼れなくなって・・・・
ところが、最近になってお父さんが病気で亡くなってしまいました。お母さんも高齢になり、Aさんのことはおろかお母さん自身の身の回りのことを誰かにしてもらわないといけないような状況になってしまいました。
そして親族が集まって相談した結果、お母さんは老人介護施設に、Aさんは障害者施設に入ってもらって、そこで新しい生活をしてもらうことになりました。でも今後Aさんの障害年金や通帳の管理、また施設に入所する際の契約など誰にしてもらうかで、みんな悩んでしまいました。
成年後見制度の利用
そこで、成年後見制度を利用して、Aさんに代理人をつけてもらうことにしました。親族の中から一人が代表して家庭裁判所に申立ての手続をした結果、Aさんには保佐人が選ばれることになりました。
リーガルサポートとの出会い
その保佐人はリーガルサポートの社員でした。保佐人はリーガルサポートに事件受託の報告をした後、早速Aさんや親族の方と面会し、Aさんの今後の生活のすすめかたや財産の状況を聞いて、家庭裁判所に報告しました。そして保佐人としての仕事を始めました。まずは施設との入所契約を交わし、市役所なども訪問して今後のAさんの手続について申し入れをしました。それから通帳を預かり、毎月記帳していくことにしました。その中からお小遣いを渡していくこともAさんと約束しました。
そしてAさんは、いま・・・
現在Aさんは、新しい施設で、少しずつ友達もでき、介護スタッフの人にも慣れながら頑張って生活しています。今は、お母さんのお見舞いに行くことを一番の楽しみにしているようです。
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