前に振ったネタ


2009年12月31日


12月中は色々忙しく、更新できませんでした。
WEB 幽の投稿もギリギリだったので、 載せて頂けるにしろ5日以降になるでしょう。

来年も、新たな決意と前進の結果を持っていきたいです。

それではみなさまよいお年を。


2009年11月28日


WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
落ち葉を踏む音

もうひと頑張りできるかな……


ノートの「Error loading operating system」ですが、ALT+CTRL+DELで抜けれそうな記述を見かけました。
ぎゃふん


2009年11月28日


何処かの誰かの役に立つかもしれないので、ウチのノートパソコンのSSD化を行ったのでメモ。

対象パソコン:DELL INSPIRON 700m
導入SSD:BUFFALO SHD-NPUM64G

移行について:
1)SSDへの移行についてはUSBと移行ソフトで巧く行ったのですが……これが最後にはワナでした(汗
2)HDDとSSDへの入れ替えは意外と簡単。Googleれば画像付きで見つかります。
3)SSDに入れ替えて起動……「Error loading operating system」が表示されました
4)リカバリCDを入れて復旧を試みるも、Administratorのパスを失念してぎゃふん(汗
5)HDDに戻してAdministrators権限のユーザーでパスを再設定して移行し直して……
6)また「Error loading operating system」、ぎゃふん
7)ジャンパをマスター以外にすると、認識されなくなるのでマスターで正しい、ってところは判明
8)仕方がないのでWindows XPの再インストール。ここで、謎のパーティっションが切られている事に気づく。
9)一度削除して再開すると、今度は黒画面に"_"のママ反応せず。
10)仕方がないので再インストール。 →恐らくDELLの診断ユーテリティとかその辺が入っているパーミッションと思われます。
移行の際に、自動では無く手動でCドライブのみ移行していれば巧くいったかも。

移行のまとめ:ごみも溜まってることだし、再インストールが良いよ


移行後について:
重さ……あまり変わらず(多分
騒音……あまり変わらず(元々、静かだったのね)
速さ……実はHDD時をとってないので比較できず(ぇ 入れ直すのめんどいし(ぇ
というか、当初はあまり変わらんかなーとか思っていたのですが、
BUFFALOのサイトに、高速化ユーテリティTurboSSD(Windows版)がありまして、
これを入れてみると、ウチのメインマシンよりも起動が早くなりました。

後は、しばらく使って様子見です。


2009年11月27日


WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
やかんといて

偽関西弁(笑


2009年11月13日


2か月ぶりの次が2日後というのがなんとも私らしいのですが、 WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
紅葉狩られ

ドストレートの直球で。


あと、12月6日に開催される第九回の文学フリマにて、立花腑楽さん発起による合同妖怪同人誌『へんぐえ』が頒布されます。
予価700円。ブースはF-5「ての☆オタ」ですよ

拙作『サヨーニの夜宴』掲載です。頑張って書きましたが……豪華メンバーでドキドキです(汗


2009年11月11日


暫くナマケていましたが、WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
ちはやぶる

2ケ月ばかりぶりです。さて頑張ります。


2009年10月19日


』の『第1回『幽』怪談実話コンテスト 最終候補作
落選しました。

気を取り直して、頑張ります。


2009年10月13日


ふと気が付くと、以前の日記から一ヶ月ばかり経って驚く。
今年ももう、終盤戦です。
あっという間だなぁ(遠い目



2009年9月13日


』5周年記念怪談イベント『怪談ノ宴2009
行ってきましたよ。

ってか、11日の夜、出先で自転車の空気が抜けてしてしまい、
一時間かけて帰宅。一抹の期待を込めて朝空気を入れてみたのですが、
完全にパンクしておりまして。新幹線に辿りつく前にえらく歩いてしまったのです。

千葉の幕張メッセまで『恐竜2009−砂漠の奇跡』見に行って、
上野の国立科学博物館に『黄金の都 シカン』見に行って、
国立西洋美術館が無料の日だったので、
思わず入ってしまったりとか、えらく歩いていたのです。

座ってコーヒーでも飲んで落ちつけていればよかったのですが、
きゅりあんに辿りつくので手いっぱい。会場で知ってるご面々にお逢いした際も、
意識がちょっと危険な状態でした。面目ありません。

それでも、内容はしっかり脳裏に焼きつけました。
特に、伊藤三巳華さんのネタは私が課題として抱えていたネタにタイムリーでして、
そのあとの京極御大の「検証」もコミで非常に有意義でした。

その後、てのひら関係者(というか、ほとんどての☆オタ部)で固まって、
普段なら朝まで付き合うぜ、へへへい、って感じなのですが、
一次会で抜けました。疲れがたまっていたようです。申し訳ないです。

翌日、折角東京に来たのでもう少し見て回ろうか等と思っていたのですが、
鏡の中の自分の頬がコケまくっていて、自重して帰りました。

自転車はとりあえず、修理しました。

2009年9月6日


アレだけ煽っていた週刊誌の吊り広告が、
あっさり手のひらを返す残暑厳しい今日この頃。
如何お過ごしですか? 御於紗馬です。

政権交代しましたね。私は来年は衆参ダブル選挙じゃないかと
観立てておりますが、どうなる事やら。
ま、色々、面白い話題が出てくる事には違いありません。
個人的には、省庁との調整に終始して、
日本国民の一般生活に影響があるレベルまで
辿りつかないと踏んでるのですが……はてさて。

ただ、村山政権時の悪夢が心配です。No more 淡路・阪神大震災。
私、当時、二十歳の誕生日だったので、忘れようがないのです。
災害時の腰の重さが尋常ではない気が物凄くするので、
食糧の備蓄などは心得ていた方が良いと思います。
私も本日、備蓄の整理などいたしました。


9月12日に行われる、『』5周年記念怪談イベント『怪談ノ宴2009
チケットは買っていたのですが、ようやくいける算段が付きました(ぇ
そうそ、去年の宿題がようやく終わりました。
D-sidesの方に久々に作品追加です。タイトルは「ヨリちゃん」(ぇ
……僕はノーマルですにょ?


だいぶ空いてしまいましたが、WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
「送り火」
ちょいとスタンダードに。


飴村行『粘膜蜥蜴』読了。
前作とはまた違う広がりを見せた飴村ワールド。
夢野久作や小栗虫太郎たちが跋扈した、ホラーも猟奇もミステリも冒険も、
全て「怪奇」の一言で言い表わせた昭和初期を彷彿させる作品です。
この辺り、荒俣氏の慧眼と言うべきでしょうか?
戦前というバックボーンを得ることで、(明らかにフィクションなのに)
妙なリアリティが生まれています。

執拗なまでに今風の言葉を排除し、当時の雰囲気を醸し出す文体と、
(異常に読みやすい気がするのは気のせいでしょうか? 不思議というか悔しい・涙)
雪麻呂と富蔵の惚けたやり取りも、ラストのオチで全てひっくり返ります。
ネタだけ見れば良くある話の延長線上(と、思う御於もおかしいのですが)にありますが、
恐ろしいまでに計算され尽くされたアナクロニズムによって、却って新しく感じてしまいます。

この調子で十年続いたら、絶対伝説になります。
恐ろしい人です(褒め言葉


黒史郎『夜は一緒に散歩しよう』読了。
此方も、作者の地元である「鶴見」というバックボーンの存在で、
妙に生々しく、匂ってきそうな生活臭を感じます。
町全体が怪異に覆われていく、クトゥルー神話さながらの描写が無理なく、
自然に推し進められていく所も特筆に当たると思います。

何より、、の『幽』怪談文学賞、第一回の長編部門受賞作です。
……ごめんなさい。実は今まで読んでませんでした(ぇ
何これ、ムッチャハードル高い(汗
ってか、正直、「怪談」の懐の深さを改めて思いました。
後書きに京極堂が、こう書いています。

「怪談じゃなくて○○だよ」と判断されてしまう作品は、どこかしらそうした主張をしてしまっているものなのである。

至言だと思います。


2009年8月22日


第7回ビーケーワン怪談大賞、結果発表されました。

拙作『与介の嬶』は東雅夫氏のベスト50であります。
恐らく、「またクダンかよ」をひっくり返す事が出来なかったのかと……。


以下、選考を読んでの所感。

 多分、今回、上位に関して言えば句読点の位置や漢字を開く、閉じるレベルの戦いだったと思われます。ベスト50を見ると、「ああ、これこれ、そうそう」と思い出す物が多いのですが、空で覚えているか、と言われるとそうでもない。と、なると選ぶ上では文章の質に依らざるえないわけで。

 しかし、文章の質ってのは単なる「名文」という意味では無くて、「日本語が解る人なら誰でも、一定の意味が取りうるもの」であります。要は、「誰が読んでもインパクトが伝わるもの」であり、「誰でもが読んでくれるえるもの」であります。

 この辺り、今回の大賞開始から今まで、私の考え方はだいぶ変わりました。最初は「怪談が好きな人に伝わればいい」ぐらいで考えていましたが、「文芸」とは「文の芸」。いつ何処で誰が読んでもガチじゃないといかんのです。常在戦場であります。それと、「文章の見やすさ」は考慮に入れてませんでした、猛省であります。表現や言葉のリズムなんかは気をつけていたツモリですが、字面についてはほとんどノーチェックです。今後の課題であります。
(ちなみに、「名文」で勝負しようと思ったら、君島さんを超える必要があるわけです。私は無理・笑)

 そんな中、絶大なインパクトを持って心に迫る話、という意味で今回の大賞『美醜記』/岩里藁人は納得であります。

 そういえば私、好みのものを怪談大賞「私のベスト5」開催に投稿したり、ここに載せたりしましたが、「怪談」としての観点じゃないのでご注意ください。ってか、今回の選でまた私の「怪談」の軸はだいぶズレてきました(笑)。実は読みながら「あれ? これって良いけど怪談で良いのかな?」と思っていたものが佳作やベスト20に入っているので、どうやら狭く考えすぎていたようです。来年は全部「これは怪談じゃない!」と怒られそうなのでチャレンジしてみようかな……。


 審査員の方々の怪談感をひっくり返すぐらいのインパクトがホントは要るのだろうけど、度を超すと「これは怪談じゃない」になってしまう諸刃の剣。今から悩みどころです。



 話逸れますが、擬古文体は「書いた人のバックボーン」が如実に出るので難しいのです。属している階層や性別、時代で使う単語や言い回し等を変えなきゃイケナイ。素人には「古文っぽい文章」で誤魔化せますが、その道のプロが見ると一発で見破られます。




 「いちばんダメで賞」は是非やって頂きたい所です。他にも「これは怪談ではないで賞」なんか、参考になるのでうれしい(笑。



2009年8月13日



だいぶ空いてしまいましたが、WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
Sampling

語っている彼が聞いている曲はおそらく、『お兄ちゃんと放課後のひ・み・つ☆』⇒『おにいちゃんロックンロール』⇒『夏休みとお兄ちゃん』⇒『僕はロリコン』⇒『とかち天国系』⇒etc...

なんて感じなのでしょうね……え? 私は違いますよ?


2009年8月3日


9月12日に行われる、『』5周年記念怪談イベント『怪談ノ宴2009
チケット購入しましたよ。

既に前の方の席は埋まっている模様です。
私の席番(秘密)からすると、まだ後ろが空いてると思われますが……
後方座席は全部取っ払って、展示に使うとかだと危ういかもしれません。

参戦予定の方はお早めにどうぞ。

え? 初日に取らないお前が悠長だ? ごもっともです(汗


2009年7月23日


今年も怪談大賞「私のベスト5」開催 に投稿したのですが、
「この書き方(手法)は見習わなきゃ」なのを5つ選んでみました。
視点がかなり違うので、ま、ええや。


『美醜記』/岩里藁人

藁人さんの作品は、いつも脳裏に焼き付く何かがありまして。
気には成っていたのですが、この作品でハッキリしました。
色彩です。
絵描きさんということもあるのでしょうが、
『音が消える』で列挙される品々も、
『――おとす』の川に流れる南瓜の光景も、
非常に印象深い彩りのコントラクトを感じます。
風景の細部を描写することも大事ですが、その情景の色合い、配色までは
普通、気が回りません。忘れがちな部分なので大事です。

⇒彩り、大事。


『さらばマトリョーシカ』/ヒモロギヒロシ

一言「DARUMA」と言ってしまえばそれまでなのですが、
それを敢えて、「マトリョーシカ」と言い換える切り口が素敵です。
が、ヒモロギさんの凄いのは此処からで、「マトリョーシカ」を軸に
霊感少女から都市伝説、因果話から人間の汚いところなど、
満遍なく、そして如才なく詰め込むための入れ子としている所でしょう。
唐突とも思えるミッキー(笑)ですら「旧ソ」の民芸品である
マトリョーシカを印象付けるための、連想的な伏線と言って
良いでしょうし、由希のキャラ付けとして巧く機能しています。
彼女に「マトリョーシカ」と言わせるために必要なのです。
そして「さらば」なのは奈美なのか、それとも由希の産んだ子供なのか?
さらに両者は一体なのか? この辺の揺さぶりは流石と言うしか有りません。
あと、「ディズニーネタを振ると消される」というのは、
元ネタのある都市伝説です。この辺りも踏まえてるんだろうなぁ……
使用する単語の繋がりに、抜かりが無さ過ぎです。

⇒言葉の一言一言の流れと効果、大事。


『茅山』/添田健一

今年はエロスが少なくて悲しく思っていたのですが(ぇ
添田さんがやってくれました。
直接表現をこれでもかと控えているというのに、
後の風情の見事な事、脱帽であります。
添田さんのもう一つ凄いところは
「怪異」が浸食してきたとしても、
それ以上の大事(ここではエロスですが)を
絡めることで、人知の及ぶ範囲内に読者を
着地させてくれることでしょうか。
クトゥルフ神話でよく言われる、「狂気を発するほどの恐怖」など、
実際には表現しにくいし、伝えることはできません。
(読んだ人が発狂するような作品には心ひかれますが・笑)
添田さんの作品は、現実に着地するので安心できるのです。

⇒それでも、エロス大事(エロ、ではない)。
 人知の及ぶ範囲、大事。


『自然薯』/クジラマク

ヒモロギさんが「冗談で単3電池いれたら動きだしたオーパーツ」だとすると、
クジラマクさんは「破片は全部あるはずなのに、
何故か欠片が余る茶碗」とでも言うべきでしょうか。
ピタリと合わないのですよね。想像はつくのだけど、
それが正しいのか、判断付かない。どうやっても筋道立たないのです。
村人の言う蛇の精なる話は正しいのか、
女の首と骨は、発見された“物”は本当に彼女なのか、
どうして巨大な雄蛇は死ぬことになったのか。
一つ一つ検証しても、どうしても別の「何か」が
反証になってしまうのです。
「理屈を合わせる」のは突き詰めればできるのですが、逆は……
しかも、どれか一つが嘘、ということもないのですよ……
恐ろしい事です。

⇒「整合しない」のも大事
(ただし、突出したセンスと力量が必要)


『ラスト・スターマイン』/立花腑楽

腑楽さんの恐ろしいところは、「怪異が無い」のに
「怪談」を書いてしまわれるところです。
もうひとつ言えば、「恐怖が無い」のに
「怪談」にしてしまうところです。
本作品も、主人公の意識が暴走した「だけ」かもしれない一瞬です。
しかし、その刹那を濃厚に書き表すものだから、
主人公ではなく、世界のほうが時間を遅らせたかのように
錯覚させてしまいます。その奇妙なずれが不安の元となり、
「怪談」として成立させるのです。
腑楽さんの作品は「何も起きてない」かもしれない事を
「何かが起きたに違いない」と思わざる得ない方向へ
読者を誘導する、卓越した文章力を感じさせます。
いや、読者には作者の意向など微塵も感じさせないのです……

⇒「文章力」大事(一番難しいや・汗)




2009年7月21日


毎年レベルの上がっていくビーケーワン怪談大賞
第七回が締め切られました。お疲れ様です。

色々読みながら思い至ったこともあるので、メモ書き。


1.表記の事。
 原稿用紙の書き方的に気になる作品が幾つかありました。
 ・段落の最初は一文字空ける。
 ・リーダー(…)やダッシュ(─)は2マス分を使う。
  要は“……”だったり“――”だったり、ということです。
  単発では使いません。
  また、ダッシュと長音符(ー)は違うので注意。
 この辺りは一般常識レベルなので、怪談大賞に限ったことではなく、
 相手の心象が悪くなります。損なので注意しましょう。

 それと、文字化け結構ありましたね。
 いまだ波ダッシュ(〜)は鬼門かもしれません。
 ※余談ですが、Wikipedia様の波ダッシュの記述によると、
  『阿Q正伝』でも長音符として使用されているようです。魯迅マジパネェ。
 一度、投稿された後の文字を確認するのが良いでしょう。
 その意味でも、早めの投稿がおススメです。
 ちなみに、修正願いはOKのようです。
 誤字脱字、然りです(私は直して頂きました)。


2.怪談は「心霊」を信じない人も読む物である事。
 対象読者の想定って大事ですが、「怪談」の場合、
 怪異や心霊現象を「信じていない人」も読む物です。
 今回注意して読ませて頂いて、ようやく考え至りました。
 「怪異を好き好む」のと、「怪異を信じる」のはまた別の話なのです。
 なので、「霊の実在」を前提にするのはヨロシクナイわけで。
 「そこに自縛霊がいる」なんかは自爆例です(<良い見本ですね・笑)。
 信じている人同士のみなら良いのですが、そうでもないので注意です。
 「霊が出た=怖い」というお化け屋敷的短絡では、
 どうしても、深みが出ません。や、悪くはないのですが、
 他の作品と張り合うには、かなりの工夫が必要になります。
 ※この辺り、私もウッカリする所なので要注意です。
  下手するとファンタジーになってしまいます。


3.心霊だけが怪異ではない事。
 やはり「怪異」というと、「心霊的現象」が最初に
 思い浮かぶのでしょう。今回、そういう話に偏ってた気がします。
 ただ、イコール(=)ではないのです。
 2.にも繋がりますが、いわゆる“霊”だけが怪異ではない。
 妖怪だろうが都市伝説だろうが、UFOだって怪異の内です。
 現実という前提の上で起こり得ない事、
 それで居て、やもすると見過ごしてしまう事、
 そして、後で思い返して背筋の凍る事……
 一例ですが怪異は幅が広いのです。
 ならば、さらなる広がりを見せていくのが、書き手の使命だと思います。
 ※この辺、今回の私は迂闊だったので以後注意。


4.怪異だけが怪談でない事。
 怪談において「怪異」は重要なファクターですが、
 「怪異」だけに囚われてしまうと、
 「オチ」や「ネタ」、「アイデア」で勝負してしまいがちです。
 や、私がそうですから(汗
 大事なのは、読者にどれだけ「恐怖」を与えるか、です。
 実のところ、ネタとしてはサイコパスでも良いのです。
 ただ、「憑かれたとしか思えない」風に読ませるなんて良いですよね。
 さらに高度なのは、「何も起きてないのだけど、何か起きたように思わせる」
 なんて素晴らしい。私は書けませんが(ぇ


5.恐怖だけが怪談でない事。
 4.と矛盾しそうですが、これまた「恐怖」にばかり気を取られると、
 「ほーら、怖いでしょ」「こんなに怖かったよ!」になってしまいます。
 話芸なら身振り手振り抑揚が使えるので芸の内なのですが、
 文章ではうまく伝わりません。独りよがりで我の強い文になりかねません。

 また、2.でも書きましたが、怪異の実在を否定する人も読むわけです。
 そういう人も、怖がらせなければならない。
 ……で、ここで「怖がらせる」と安易に言ってしまうと、
 短絡的なお化け屋敷的な恐怖を想起してしまうので、
 「“恐怖”ではない」ことを頭に入れたいのです。
 そういう意味では「恐怖とは何ぞや」を自分に問う事でしょうね。
 そして、読者に対してどういう効果を与えられれば勝ちなのか、
 どういう感情を喚起させれば、どういう思いを起こさせたら成功なのか、
 しっかり押さえて書くのが大事です。


6.そういう意味で、自分を殺す事。
 二次創作だと、同じ世界観を同じように理解している相手に対して
 書くことになるので、ある意味楽なところがあります。
 (そりゃ、物語を完結させるのは非常に苦労が要りますが)。
 が、「怪談」となると、「共有すべき世界」は「現実」となります。
 更に言えば、「現実」は人によって見方切り方が違うのです。
 そこに自分がしゃしゃり出るのはヨロシクナイ。
 「自分」は相手に怪異と恐怖を提供する裏方に徹する事。
 芸風や個性があっても、「作品」に対しては自分の影を
 そぎ落とすぐらいで有るべきだと思っております。

 そぎ落とせなかった残滓が個性だったりしますが、
 意図的に残すのはかなり高度な技です
 (独り善がりなのが解ってないだけ、かもしれませんからね)。
 「文豪」と言われるレベルに達して初めて解禁、ぐらいで。


7.現実を踏まえた上で、現実を超える事。
 去年ぐらいから、自分もネタを探すようにしております。
 ネタを取材する、ということは相手を怪異に向かせるように
 心を配る訓練になるということです。
 恐怖は心の奥に隠されてしまうものですから、
 それを上手に、手繰り寄せなければならないのです。
 つまり、その逆をすれば読み手に「恐怖」を伝える事が出来る、
 ということになります。

 あと、やっぱり頭の中だけでは「現実」は解りません。
 詳細はやっぱり、他人や世界と触れないと広がって行かないものです。
 (確かに世の中天才は居ますが、天才の真似をしてはいけません。
  当人が天才で有れば尚更、他人の真似などすべきでは有りません)。

 で、ま、その上で(私はとことん創作系の人ですから)、
 さらにどうすれば怖くなるか、考えて足していきます。
 現実は小説より奇なり、と言いますが、小説は現実の良いトコ取りが
 できるのが強みなわけで。というか、そうしないと勝てない(笑。


 そんなわけで、来年の方向性は決まったので頑張ります(ぇ


2009年6月24日


第7回ビーケーワン怪談大賞、3作目投稿です。

手術をするなら今のうち

やりたいことはやりつくしたので、後は結果を待つのみです。
……暫く空きますが(汗

2009年6月13日


第7回ビーケーワン怪談大賞、2作目投稿です。

与介の嬶

あと一作であります。……ギリギリまで温めようかなぁ……

2009年6月7日


第7回ビーケーワン怪談大賞始まってるよ!(ぇ

そんなわけで一作目 そこにいるよ

ちなみに、島村ゆにさんの作品とは全く無関係であります。
シンクロニティであります。


2009年5月30日


WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
とおせんぼう

……まさかこれが実話だと思わないでしょ?
仔細は変えておりますが、友人から聞いた話です。

マジです。


2009年5月10日


戻りました。今日から日常との戦いが始まります(汗

2009年5月9日


ちょっくら東京行ってきます。


2009年5月3日


ちょっくら沖縄行ってきます。


2009年5月12日


WEB 幽の投稿怪談。四月度は空いてしまいました。

一作だけ送ってたのでここで供養。
怨晴サデ置クモノカ

5/2追記、掲載していただきました。
怨晴サデ置クモノカ
ヒント:縦読み

五月のテーマは「実話系2」です。
……って、『怪談実話系2』に掲載されるってマジですか!?
頑張らないと。


P.S.
前回(「実話系」で)頑張った結果がこれだよ。


2009年4月19日


以前ご紹介しました、私の中で「怪談」として心に残っている映像作品。
元祖天才バカボンの「かわった友だち」がニコ動に上がってたりとか。

良い世の中になりました(ぇ

ニコ動と言えば、WEB 幽の投稿怪談のお題が「ネット」なのですが、
非常に難しくて頭を悩ませているところです。
や、「ネット上で噂されている怪談」とかなら選り取り見取りなのですが、
「ネット」と限定した場合、「リアル怖い場所」の認識の方が強くて、
「怪談」にし難いなぁ、と。「ホラー」なら行けるのですけどねぇ。
「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!」なんて、サイコホラーの極東です。

これでエロ書きましたが(ぇ


2009年4月12日


先週、立花腑楽さん東京復帰おめでとうオフ会行ってきたのですが、
その際、彼の家に侘助さんと泊めて頂いたのです。
ただ、家に到着するまでに紆余曲折ありまして……
ええ、怪異だったかもしれません。

その件を侘助さんが小説としてまとめて下さったのですが、
非常にこれが力作であり、面白いのでご紹介します。
真夜中の彷徨

多少、私と認識が違うところもありますが、言うだけ野暮なので黙ってます。




2009年3月31日


WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
サクラサクカ


「俺のバトルフェーズはまだ終了してないぜ!(“艶”的な意味で)」(ぇ


800字に収まってしまいました。
ビーケーワン怪談大賞まで寝かせるという選択肢もあったのですが、
やっぱり、温めすぎると腐るので、早めに出しました。
出し惜しみ、よくない。


蛇足ですが、桜に死体は梶井基次郎の『桜の樹の下には』。

坂口安吾の『桜の森の満開の下』には、
死体は出てきますが桜と関係ありません。


2009年3月28日


以前から、もう一度観たくて仕方のなかった『親子ねずみの不思議な旅』がとっくの昔にDVD化されおりまして。
勢いあまって『星のオルフェウス』『シリウスの伝説』も注文してしまった次第。

や、ビーケーワンからですが。入荷待ちです。


『怪談文芸ハンドブック』読了。
色々思うことあって、自分にとって怪談とは何か考えています。

ちなみに、私にとって「怪談」となると2つありまして、
一つはアニメの『元祖天才バカボン』の第142話、 「ショートギャグでコニャニャチハ5」の「変わった友達」。
Yahoo!とかで有料配信してるのと、たまにGyaoとかでもやってそうなので、要チェックです。

もう一つはマンガですが、巻来功士の『マジックパラダイス』です。
全編、愛の物語であることがお薦め。

え? 小松左京『くだんのはは』? 確かに大きく影響を受けた作品ではありますが、
「怪談」の、しかも小説を一つ挙げろと言われても、まだそこまで達していない状態なのです。


2009年3月24日


暫く空いてしまいましたが、残念ながら古い話題で申しわけないです。

シスプリ二次創作の泰斗、まさきみどりさんの
『システリック深海』をご存じな方も多いと思いますが、
その改悪版であるところの『膣クリック深海』は
ご存じない方も多いと思われます。というか、私が書きました。

その、まさきみどりさんの許可を得まして、シス深コンテンツ復活まで
家の裏サイトで公開させていただくことになりました。


タイトルは
「汁ダクの萬黒天」
「宇宙の中心で「ファックしてお兄様!」と叫んだ膣口」

タイトルからして病んでますが、それでもよろしい方は
D-sidesからどうぞ。止めはしません。


2009年3月9日


先日の博麗神社 例大祭
黒猫の怪って感じでした。

不注意はあらゆる損失の温床です。

2009年3月4日


書き忘れてた!(汗

3/8に行われる最大の東方オンリーイベント 例大祭にサークル参加します。

て50b 香霖堂長月市実行委員会
サークル参加受付とペーパー配布してますよ。


2009年2月24日


WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
おゆき

明らかに一人浮いてますね(汗
ま、お題は「艶」であって、「エロ」ではありませんから……
……って、「艶」以前に「雪山」じゃん!(汗


2009年2月21日


ここって、御於の投稿小説載ったぜ報告サイトになりかかっている気がする今日この頃。
偶には何か、他の良い報告をしたいものです(<やっぱり報告サイトかよ

2009年2月14日


以前言及しました「俺のオンバシラがエクスパンディット」オフですが
どうにも私の日程があやしいため、申し訳ありませんが無かったことにしてください(涙
「参加者」なら駆けつけても行けるのですが、
幹事不在というのはいかんと思いまして……申し訳ないです。


2009年2月12日


連続になるとは夢にも思ってませんでしたが、 WEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
となりのアニマ

我々の業界ではご褒美です。ま、オーソドックスに(ぇ


2009年2月10日


今年初のWEB 幽の投稿怪談に掲載していただきました。
清鈴院

「セイレーン」のもじりね(ぇ


2009年2月7日


『リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集』、先日入手いたしました。

うわーん、著者リストに名前を連ねたかったなぁ……(遠い目

……がんばろ。

2009年2月3日


それでもひたすら『リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集』を推すぜ!(しつこい

WEB 幽の投稿怪談、1月度もナシです。
先月は不戦敗だったのですが、今回2戦2敗。
ちょいと詰め込みすぎました。

ゼロ磁場地帯とかもやりたかったのになぁ……
「赤気だ!」とか(怪談じゃない

今月のお題は「艶」。……力の入れどころに困ってます(汗

2009年1月31日


『リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集』皆さまのお手元に届いているようで。

ってか、送料ケチって、『魔人探偵脳噛ネウロ』20巻と一緒に予約しちゃったから、来るのは来週末かなぁ……(アホだ
や、ボクね。クの字は自信があったのですよ。それで描いた話がこれなのがもう、中二病全開なのですが(ホンの2年前です

裏サイトに直リンクしますが、アザトース賛ニャルラトテップ賛は我ながら傑作だと今でも自負しております。

あーもー、次は絶対勝つぜ。やってやるぜ。


等と不貞腐れていた土曜日なのですが、東先生が800字吸血鬼について言及されております
800字吸血鬼は私、東先生の800字吸血鬼掌篇マイベスト50に選出されているので期待大であります。
ああ、良かった。何度晒そうか、晒そうかと迷いに迷っていたのですが、我慢したかいがありました(笑

思えば、これとイノモケだけひっさげて、吸血鬼オフいったんだよなぁ…… 痛い痛い痛い(汗


2009年1月29日


『リトル・リトル・クトゥルー 史上最小の神話小説集』販売されてますよー

ああ、もう、ひたすらパルシィ(またかよ


それはそれとして、インフルエンザの語源が「星の影響」というのを知って感動している今日この頃です。
あらゆる存在がクの字のネタにしか見えません(笑

そんなわけでリンク。インフルエンザ情報サービス 流行っていますので、お気を付け下さい。


2009年1月19日


『リトル・リトル・クトゥルー』収録作家作品一覧が公開されました。

ああ、もう、ひたすらパルシィ(ぇ
発表されたのでようやく言えますが、落選でございます。
もうねぇ、悔しくて悔しくて。発表以来ずっと七転八倒しているわけです。
ただ、これがサクッと掲載されていたら、私は天狗になりまくっていたでしょうね……

そんな甘さ(幻想)を打ち破って頂いたことに今は感謝です。
作品が伴ってませんけれど(笑


そんなわけで久々の没作品の公開です。『宇宙方程式』
少なくともこれ以上の作品クオリティって事ですよ。ご参考までに。


2009年1月10日


今さらではありますが、青空文庫から拾ってきた青蛙堂鬼談読了。
今まで何で読んでなかったって? ケータイの調子が悪かったのですよ。買い増ししました。
(おそらく色んな意味で的が外れている返答)。

冗談はさておき、「怪談」を談ずる上で必読の書であることを痛感いたしました。
「怪談って何だ?」ときかれた時に「これ」とすっと出せる作品であります。なるほど、です。
ただ、もちろん、枠に収まってしまうのもアレです。その辺りが難しいところであります。


あと、一応、ての☆ヲタ部に所属いたしましたので、これからは「デカルチャー」は「萌え」と訳すことにします(ぇ?
「ヤック・デカルチャー」は「(萌すぎて)らめぇぇぇ!(ビクンビクン)」ぐらいで。


2009年1月7日


 正月中、何も書いてなかった? いえ、書いてました、シスプリのSS。


 Sister Lilies Library方に投稿させて頂きました。
『SF超次元伝説千影』であります。

 2年ぶりぐらい(汗


2009年1月5日

あけましておめでとうございます。

昨年は振り返ると、やや勝ち逃げ気味に突っ走れたと思います。
本年度は、年齢的な面からも、社会的な面からも、
諸々ハードルが上がってしまう年になりそうです。

急きょ連絡がとれなくなったり、お約束していたことが出来なくなってしまったりなど、
何かとご迷惑をお掛けするかと思います。

つきましては、今年一年、御於は軍隊入りしてるつもりでご承知おきください。
それぐらいの勢いで、鍛えないとダメくさいです。

や、マジで今から、胃がヤバい状態なのです(汗