雑記:『シン・ウルトラマン』見てきたよ

破壊の大帝:
シン・ウルトラマン、いぇーい!

LM仮面:
しばらく更新あきましたね。

破壊の大帝:
実の所、プライベートで色々あってさ。具体的には身内に不幸が重なって、それが連鎖的にややこしくなっている。という現在進行系。

LM仮面:
重くなりそうなのでスルーで良いですね?

破壊の大帝:
そうしてもらえると助かる(笑
後は前回懸念があったFF14の新規加入も復活。ハウジングエリアの拡張も行われたものの、抽選にバグが有って久々に大炎上、って事はあったけど
まぁ4年ほど前のアンガーマックス問題に近い気はするので、この辺やっぱり、境界値チェックの抜けは課題だよねーという感じかな。

LM仮面:
それは単純に、大帝さんが書きそびれただけですよね?

破壊の大帝:
たしかにな(汗
そんなわけで、『シン・ウルトラマン』、いえーい!

LM仮面:
改めて確認しますが、ここで取り上げる理由は?

破壊の大帝:
大きく2つ。一つは絶対マイディーさんに見て欲しかったこと。
もう一つは、「超越者」の描き方が6.0の古代人をちょっと彷彿したもので。

LM仮面:
ネタバレありですか。

破壊の大帝:
勿論、『シン・ウルトラマン』に関してはネタバレするわな(笑
というか、『シン・ゴジラ』とも比較できるよな……だからこそ、「シン」で「ウルトラマン」なのだけど。

LM仮面:
禅問答じみて来ましたね(笑

破壊の大帝:
前置きが長くなったので、そろそろ内容の方行ってみようか。
「シン・ウルトラマン」は前置きで『ウルトラQ』を、そして原作の5つのエピソードのオマージュを一つにつなげた、
いわば「オムニバス」形式なのよね。この時点で東宝映画っぽいのだけれど。

LM仮面:
え? 『ウルトラQ』!?

破壊の大帝:
「怪獣(作中では禍威獣)」が既に発生し、暴れまわっているという描写のためね。
ゴメス、マンモスフラワー、ペギラ、ラルゲユウス、カイゲル、パゴス……
一瞬しか映らないけど(笑

LM仮面:
最近のウルトラマンシリーズでも出てくるパターンもありますね。

破壊の大帝:
で、オマージュもとの作品と登場したキャラは
・第3話「科特隊出撃せよ」(ネロンガ)
・第9話「電光石火作戦」(ガボラ)
・第18話「遊星から来た兄弟」(ザラブ/にせウルトラマン)
・第33話「禁じられた言葉」(メフィラス/巨大隊員)
・最終話「さらばウルトラマン」(ゾフィー/ゼットン)

あと、一瞬映る「ウルトラマン抹殺計画」は『帰ってきたウルトラマン』の「ウルトラ抹殺計画」のオマージュという説があるね。

LM仮面:
星人ついてないですね。

破壊の大帝:
この辺、固有個体なのかよくわからん。ただ、会話などから鑑みるに、ウルトラマンを含む外星人達は人智の及ばぬ高度な科学力
(一瞬で電子データの復旧と改ざんを行え、更に時空に干渉するレベル)を持ち、
更にベータカプセルはメフィラスの持つものより高度であることから、光の国は特段であることがわかる。
そして、そういう高度な存在は互いに協定などを結んでいるようにも見える。

LM仮面:
地球人は蚊帳の外だったのですね。

破壊の大帝:
で、ネロンガと戦うため顕現したウルトラマンがうっかり主人公を殺してしまい(実際は子供をかばった)、その行動に興味を持って地球人と融合してしまったがために、
「地球人、兵器として強くね?」ということが外星人達に知れ渡ってしまい、「大事になる前に殲滅しようぜ」ってゾフィーがゼットン持ってきて、

LM仮面:
え? 待ってください? ゾフィーが?

破壊の大帝:
そう、ゾフィーが。
本作ではウルトラマンも超越者的な描かれ方をしてまして、光の国もその例にもれない。
地球人は知的生命体ではあるけれど未発達なので、「駆除しても差し支えない」ぐらいに考えてられている。
そこを、ウルトラマンは自らの身を、命を以て反論を示すのだ。ゼットンの倒し方を地球人に託し、その答えとともに。

LM仮面:
なるほど……

破壊の大帝:
ストーリーだけ追うと「ふーん」になってしまいがちなのだけど、この辺ちゃんと説得力を持たせる描写をしているのがさすがだね。
ただ、その分結構詰め込んでいるのと、おそらく当時の雰囲気のアナクロニズムで描写が今のポリコレ基準から逸脱してるとこはちょっとある。

LM仮面:
情報量が多いのですね。

破壊の大帝:
どう表現したものかと考えてたのだけど、店のディスプレイで大盛りのステーキ丼があって、あ、この量なら食えるかと注文したら
丼にステーキ詰めてたやつ、という感じかな。米入ってないやんけ、ぐらい。

LM仮面:
それは分かりやすくしようとして余計分かりづらくなってます。

破壊の大帝:
これが『シン・ゴジラ』だと、ゴジラってもう「やたら強いやつ」ってイメージが周知されているし、たとえそれすら知らなくても、
劇中の描写で嫌ってほど伝わるわけじゃん。そして、日本人的な詰めの甘さで取り逃すたびに更に強くなって帰ってくる。
ストーリーの引っ張り方が、ある意味インフレ的に進んでいくので最後まで「どうすんだこれ」ってなるわけよ。

LM仮面:
ある意味わかりやすいんですね。

破壊の大帝:
そこが『シン・ウルトラマン』はオムニバスであるが故、知ってたりわかってたりする人は一面に散りばめられたネタで退屈しないのだけど、
そうでない人にとっては、どこにたどり着くか分かりづらい作りではないかな、なんて思ったりはする。

LM仮面:
『ウルトラマン』をよく知っている方は「最後はゼットンと戦う」というところもその顛末も知っているでしょうけど。そうではない人も多いでしょうからね。

破壊の大帝:
いやぁ…… 今回のゼットンやばかった…… ほんとに「1兆度の火球」を発するに相応しい巨大さと禍々しさだった……

LM仮面:
真面目に1兆度の火球ですか?

破壊の大帝:
太陽系吹っ飛ぶガチのやつね。

LM仮面:
逆に言えば、その範囲でふっ飛ばして星の運行とかγ線の放射とかの影響が出るとしても光の国的には痛痒を感じないのですね……

破壊の大帝:
それぐらい、超越者。ただし、一個の生命である生命体。
この辺の描写が、FF14の古代人の描写と重なるところがあるな……ってのは感じた。
勿論、古代人のほうが現生人類に近しいし、

LM仮面:
他者の命に対する扱いとかですかね。

破壊の大帝:
論理で敷き詰めた先の意識の形、みたいなのが描かれていたと思う。
んーでもなー……もう一つ言えば「超科学」とか「人類の兵器化」とか「巨大化アイテムの有効性」とか、
ゼットンの胸からの巨大火球とか、オタクの大好きな『強殖装甲ガイバー』感がなぁ……語りたかった……

LM仮面:
それは思い込みかもしれませんよ。

破壊の大帝:
今回、原作ではいまいち設定が緩かった変身アイテムのベータカプセルにスポットがあたっていて、
でも、結局謎アイテムのママだったな……とか、スプーンとは間違えなかったな……とかも語りたかった。
あと、今回ピップアップされた以外のエピソード……バルタンとかジャミラとかシーボーズとかで繋いだ版とか……

LM仮面:
言いたいことはいくらでも出てくるんですね。

破壊の大帝:
何より、モーションアクションアクターに庵野さんが入ってるのが…… 何を演ったんだ…… というか、やりたいことやりすぎだろ……

LM仮面:
『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』ですか…… と、なると、にせウルトラマンでは……(笑

破壊の大帝:
と、こんな感じかな…… 時を合わせてTwitterのプロモーションが盛んになった『シン・仮面ライダー』も期待だな。

LM仮面:
こちらは真っ当に「秘密結社との戦い」みたいな感じですね。

破壊の大帝:
ルリ子がずっと同行してるっぽいのがすごく気になる。

※2022/07/01追記

破壊の大帝:
ゾフィーじゃなくて、ゾーフィじゃん(汗 宇宙恐龍ゼットン連れてきた、宇宙人ゾーフィ。

LM仮面:
反応遅いです(汗


破壊の大帝ぐれねーどへ