雑記:全話を通して、など(多分後編)

破壊の大帝:
あ、光のでぃさん 第Z話 『光のお父さんは本物の光の戦士だ。』を振り返る。がとうとう公開された……
マイディーさん、お疲れ様です。

LM仮面:
なんだか、凄く余韻がありますね。本当に撮影……いや、ドラマ化を、マイディーさんが楽しんでいらっしゃった事が伝わってきます。

破壊の大帝:
ってか、あれだ。「カタナシーン」。ああいうシーンがあると、脳内で「♪今こそモンタージュ」って曲が流れて……

LM仮面:
『チーム・アメリカ ワールドポリス』じゃないですか! 解りづらいですよ!

破壊の大帝:
「パールハーバーはクソだ」も好きなんだけどなぁ…… まぁいいや。
さーてーと、「ドラマは、大盛況でした。おしまい」で終わってしまうと、私が語る余地が無いわけですよ。

LM仮面:
無理して語る必要はないですよ?

破壊の大帝:
そこを、語る!
で、前回はちょっとスルー気味だった、吉田直樹×マイディー FFのドラマ化という前代未聞の偉業と人生の中でのオンラインゲーム【FFXIV 光のお父さん:対談】の、
最後のあたりから入っていきたいと思うのですよ。

LM仮面:
ドラマの効果ですかね?

破壊の大帝:
うん。今は確かに新規参加者が多くても、それがドラマの効果かどうかはまだ分からない……ってのが、どういうことか、ってこと。
ただ、テレビ業界は複雑怪奇なので、私が理解している所も敢えてグチャッと簡略化して話を進めるからね。本筋とは外れるから。

LM仮面:

破壊の大帝:
まずねー……んー、わかりやすくするために楽曲から行くか。
OPがGLAY「the other end of the globe」、EDがSILENT SIREN「AKANE」。

LM仮面:
どちらも『光のお父さん』にマッチした、いい曲ですよね?

破壊の大帝:
ドラマのタイアップ曲ですーって、PV流すじゃん。CM流すじゃん。
さて、誰が聴いて、誰が買うだろうか?

LM仮面:
ううん……まず、元々のファンの人は買いますよね?
で、……ああ、ドラマを知ってる人よりも、CMやコンビニとかで耳にする人のほうが多い気がします……

破壊の大帝:
そう。深夜アニメの曲なんかと同じで(って言うと怒られるかもだけど)、ドラマを視聴した人よりも、楽曲を耳にした人の方が多くなるはずなんだな。
何より、全国区放送じゃない、深夜ドラマなんだから。

LM仮面:
ドラマに触れた人は言わずもがなですが、楽曲からドラマを知る、って方が多そうですね。

破壊の大帝:
そういうこと。
ちょっとシビアな見方かもしれないけど、ちゃんとペイできてナンボの世界だからね。
逆に、ペイできるほど広まってないと、ドラマ側もどうすんだよ、おい、ってことに成ってしまう。
当然だけど、ドラマがちゃんとできてないと「なんだ、あのドラマの曲かよ」ってなってまうわけだわ。
この辺、持ちつ持たれつ。でも、しっかり「役割」はある。その上でのOP、EDなのよ。

LM仮面:
あー……光のぴぃさん第7話 「それは途方も無い戦いの幕開けでしかなかった。」で、ぴぃさんが集めた「仲間」なのですね。

破壊の大帝:
そういうこと。
で、今の流れで「ドラマを放映する」ってことは、どういうことかというと?

LM仮面:
放映するテレビ側としては、視聴率が取れないと意味がないですし、
スクエニ的には、広告に成ってもらわないと、意味がないですね。

破壊の大帝:
テレビ側は枠を売るわけだけど、やっぱり視聴率は取れないと他の局に視聴者移っちゃうわけじゃん。
なら、別の番組流したほうが良いじゃん、になっちゃうわけだわ。

LM仮面:
あー、競合他社が存在するのですよね。

破壊の大帝:
実はテレビの放映権は、ちょっとググると出てくる(笑
でも、「いやぁ、それは放映できんよ…… これぐらい出すなら別だけど」っと成りうることは想像に難くない。

LM仮面:
要相談、って奴ですね。

破壊の大帝:
勿論、視聴者の声も大事で、だからこそ当初、MBSとTBSのみだった放送局も地方局がガガっと増えた……のだけど。

LM仮面:
だけど?

破壊の大帝:
東京、大阪はわかるよね。ここは押さえないと「広告」にすらならない。
ただ、北海道は別として他のキー局は結構(これも言うと怒られるかもだけど)人口が多くない。
愛知、福岡とかは抜けてるじゃん。

LM仮面:
んん……つまり、地方局に払う分はあるけど、大都市圏へのキー局は……ってことですよね。

破壊の大帝:
そう。ちゃんと「広告になりうるか」を見極めないとイカンわけですよ。
さて、ここが難しいのだけど、単に視聴率だったら、見る人が多い場所なら取れるわけよ。

LM仮面:

破壊の大帝:
スクエニはユーザーが「どこからアクセスしているか」を把握しているはずだから、キー局がカバーしているユーザー数もまた把握しているはず。
ここで、ユーザー数=視聴者数だと、まぁ、ユーザー全員が見てないとしても、「あれ? 広告に成らない?」って……わかるかな?

LM仮面:
ああ、FF14の広告という観点だと、FF14をやってない人を取り込む必要がある……って、これ、前提ですね。

破壊の大帝:
ここも結構悩ましいところで、ってか私は本来、テレビ局とスポンサー企業は労働者の慰労と文化的生活のために
高レベルの作品を放映すべきであり、その支援を進んでやるべきだ、と思うのですよ。

LM仮面:
まぁ、ハナシが逸れるのでそのへんで。
要は、FF14のドラマなんだから、FF14ユーザーに還元すべきである、という考え方もある、ってことですよね?

破壊の大帝:
うん。ただ、これは原作的にもマイディーさん的にも「FF14の面白さを」ひいては「オンラインゲームの面白さ」を
世に知らしめるのが本来の目的だから、そこはちょっとちゃうやん、なのよね。
自分で言っといて何だけど。

LM仮面:
まぁ、考え方の例示ということで。
ですから、「放映した地域と放映しなかった地域を比較して、放映した地域での新規ユーザー、又は復帰者が増える」事が
厳しく言うと統計学的に認められないと、ドラマの広告としての効果は認められない、ってことですよね。

破壊の大帝:
経営者の勘、かもしれないけどね(笑
なので、スクエニが持ってる数字を推し量ることしかできないけど、
今、放映されていない、大都市地域でも『光のお父さん』が放映される事になったら、
広告としての効果が認められた、要は「オンラインゲームの楽しさを伝えることが出来た」ってことが立証された、
ということに繋がるのではないかと推察する次第であります。

LM仮面:
「広告」とストレートに言ってしまうと下世話な印象も受けますが、
それだけ、人の心を動かした、ってことですよね。

破壊の大帝:
何せ、最もハードルが高いと思われるオンラインゲームに課金してINするわけですし(笑
で、まだ続くんだわ。ハナシ。じゃぁ、どうするよってトコ。

LM仮面:

破壊の大帝:
平たく言うと、グングニルサーバーと同じレベルの初心者の受け入れ体制が、他のサーバーでも出来ているか。
逆に言うと、グングニルだけ定着率が良くて、その他が悪かったりしないか?

LM仮面:
ああ、初心者さんの扱いですね。

破壊の大帝:
『光のお父さん』を契機に参加する「初心者」と、今までの「初心者」と大きく違うのは、
オンラインゲームごと「初心者」。下手するとネットもそれほど使ってないレベル、って可能性が非常に高いわけですよ。
そのレベルの初心者を受け入れられるかな、という懸念。

LM仮面:
出来てない気がすると?

破壊の大帝:
っというのがですね…… 他のサーバから移住してきて、初心者の受け入れに感動して、
グングニルに腰を据えている方、っていらっしゃるのよ…… 私が見た限り、ソレも一人二人でなくで。

LM仮面:
ああ、逆に見ると、そうなっちゃいますね。

破壊の大帝:
これはやっぱり、善性の連鎖でさ。初心者支援のマイディーさんの背中を見た人たちが、
同じように初心者に手を差し伸ばし、そこで育った人たちが先輩と同じように初心者を……
というのが続いてるんだと思うんだわ。私も、だいぶ助けられているし、考えさせられることが多い。

LM仮面:
大帝さん基本的に雑ですからね。

破壊の大帝:
ぐは(ストレート直撃)。
でも、これって一朝一夕で出来るもんじゃないし、上からどうこう、って出来ないのよね。
でもこれ、なんとかしないと、今の新規の人に「うわ、オンラインゲーム怖ええ、二度とやらんどこ」ってネガティブイメージ持たれると、
ずっとそれがついて回っちゃう。ドラマから入った人がこれだと、逆効果になっちゃうのよね。

LM仮面:
ドラマで見たものと現実が違うと、「やはり作り物(フィクション)か」って思われちゃいますからね。

破壊の大帝:
なので、結構問題……ではあるのだけど、私がポンと解決策が言えるような、軽いものではないのよね……
でもまぁ、心ある人は気づいているだろうし、とりあえず問題提起だけはしておきたい。

LM仮面:
なるほど…… でも、そこさえ乗り切れればFF14は安泰なのでは?

破壊の大帝:
……さて、最後の問題なのだけど…… FF14が一人勝ちしてOKか、というとそうではない。

LM仮面:
と、言いますと?

破壊の大帝:
吉田直樹×マイディー FFのドラマ化という前代未聞の偉業と人生の中でのオンラインゲーム【FFXIV 光のお父さん:対談】の、
最初の方に戻るのだけど、マイディーさん、ブログとゲームでブログのほうが比重が大きいって言ってる所。

LM仮面:
……元々、マイディーさんって「FF14の人」ではなく「オンラインゲーマー」なのですよね。

破壊の大帝:
だから、ってわけじゃないけど、観点としては大事なのよね。
ここで、FF14がオンラインゲームとして成功しても、そこから、他のオンラインゲームも盛り上がらないと、
いつしかFF14が終演を迎えた時、オンラインゲーム自体も終わってしまいかねない。
ソレは、マズい。

LM仮面:
うーん、でも、これも難しいところですね。

破壊の大帝:
うん、「オンラインゲームの世界全体」って観点は大事だけど、ゲームそれぞれは「同じパイを取り合う関係」でもあるんだよね……

LM仮面:
お金はなんとか成っても、時間は有限ですからね。

破壊の大帝:
お金もなるべく減らしたいのが本音だからね(苦笑
まぁ、そうなると、やっぱり居心地のいい場所に居たいわけですよ。

LM仮面:
何を以って「居心地がいい」かは人それぞれですけどね。

破壊の大帝:
でもまー、「オンラインゲーム人口を増やす」、要はパイの大きさを増やす事。
その上で「ニーズを拾っていく」、つまり、パイのトッピングの種類を増やしてく。

LM仮面:
「オンラインゲーム人口を増やす」ための、「オンラインゲームの敷居」については『光のお父さん』が……っというのが、先の話なのですね。
ちゃんと広告となりえたかどうか。更に、オンラインゲームのイメージを変え得たか。

破壊の大帝:
単純にさー、増やすだけならエロやるのが一番なのよー。
ぶっちゃけ、DMM辺りが、『水龍敬ランド VR』とか、やってくれんかなーとは思ってるのよ。
でも、法律的なトコとかやってる内に、御上の威光でアレコレなっちゃうディストピアな未来しか視えないのよ……

LM仮面:
先走りすぎです。色んな意味で。

破壊の大帝:
後ねー。「VR 飲み会」とかねー。宅飲みではツマラナイけど出歩くのめんどい人の為に、
酒屋と協業して、リアル課金でリアル酒とおつまみセット宅配して、
まぁ、リアルタイム性はアレだけど、それでアバター作って、チャットでクダ巻きながら、飲む。
課金で、個室の選択とか。そんなの。

LM仮面:
んー……需要はありそうですが、これも未成年かどうかチェックなど、課題が多そうですね。

破壊の大帝:
でもねー、最近は「VR」で再着目されているけど、「アバター作ってどうこう」って、
昔から有るのよねー。でも、イマイチ定着しないのよね……

LM仮面:
今だと、普通にLINEとかSNSありますから、アバター作って全く違う世界をどうこう、って
却ってイメージしづらいのかもしれませんね。
だったら、オフラインの閉じた世界で自分だけでどうにかしますよ、ってなりがちですよね。

破壊の大帝:
なーのーでー。FF14はこれで成功したら奢ること無く、日本のオンラインゲームの(えらく時間はかかったけど)先駆けとして、
オンラインゲーム業界を牽引し、ある意味見本として君臨し続けて欲しいわけですよ。他にもっといいのが出来るまでは。

LM仮面:
こうしてみると、まだまだ課題は、色んなレイヤでいっぱいですね。

破壊の大帝:
でも、長らく何ともかんともだったオンラインゲームの世界を、ここまで一般の方の話題に持ち込めるぐらいまで持ってきた、ってのがほんとに凄いのよ。
ここまで持ってきたんだから、もうひと頑張りできる、そういう気にしてくれたわけですよ。マイディーさんは。

LM仮面:
褒め殺しが始まったところを見ると、ネタ切れですね(笑

破壊の大帝:
んーってか、ここから何が出来るか、ちゃんと考えて行きたいやね……
何かするには、ほんとにいいタイミングなのですよ。

LM仮面:
流れが確実に着てますよね……
……って、もしかして、DVD/Blu-rayが出るまで、開店休業になりますかね?

破壊の大帝:
んー……いや、「答え合わせ」、しなきゃだなぁ……

LM仮面:
ここからの流れのウォッチ的なもの、でしょうか?

破壊の大帝:
伏せカードが、実は、あるのです。


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