ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん ドラマ第一話 感想その2

破壊の大帝:
さて、先日は単にすごいすごい言うだけではよくわからないという実例を『敢えて』見せたわけですが。

LM仮面:
……おせっかい焼きのスピードワゴンがマジギレする嘘くささですね……

破壊の大帝:
……一晩寝ないと頭が整理されないことがわかった(笑
でもね、リアルぴぃさんとリアルでぃさんの対談記事が公開されていて、裏話が結構、オープンになってるのよね…… 深読みしがいがない(苦笑
やっぱり、拙速も時には必要なのよね。……ということにしたい(キリッ

LM仮面:
そういえば“ぴぃさん”のインタビュー記事はありましたが、お名前が出たのは初めてでしたっけ。

破壊の大帝:
んー、雑誌や新聞の記事は読んでないからアレだけど、初めてかもね……
これって「ソコまでも公開されてきた」ってことだし、これからも新しい情報が公開されるだろうってこと。
なので、今回は深いところを深めていくのではなく、当たり前の所を掘り下げていこうか、と。

LM仮面:
当たり前と言うと?

破壊の大帝:
順番に行こうか。書籍の話で触れたけど、書籍化の時点でブログをどえりゃぁ工夫を重ねて一冊に収めているわけよ。

LM仮面:
んー、ですね?

破壊の大帝:
でも、紙面の制約があっても、読む時間には制約がない。これは理解るかな?

LM仮面:
速く読もうが遅く読もうが、何度読み返そうがその人のペースってことですかね?

破壊の大帝:
そうそ。それが動画、しかもTVドラマとなると、まず「時間」の制約が発生する。何をするにも、決められた時間に収めなければならない。

LM仮面:
まぁ、枠が決まっていますからね。

破壊の大帝:
そして映画や特番じゃなくて、連続ドラマってことは全ての時間をフルに使えるわけじゃなくて、まぁ約20分で一話分なのよ。
雑談してると、あっという間に過ぎてしまう程度の時間しか無い。
これを、視聴者の興味を引き、一通りは見直さなくても理解でき、それなりに感情を揺さぶらせる。そして、次回も見たくなる。
そんな時間にしなければならない。

LM仮面:
……さらっとハードル高いですね。

破壊の大帝:
で、それらを実現しようと思ったら「お金(コスト)」がかかる。良い役者、良い技術、良い映像、良い音楽。
とかく、全てにお金がかかる。

LM仮面:
まぁ、それはそうですけど……

破壊の大帝:
更に、それぞれの「許可」または「認可」が必要になる。
いくらお金があっても、ウンとクビを縦に振ってもらえなければ、希望することはできない。

LM仮面:
いやいやいや、ハードル上げ過ぎでは無いですか?

破壊の大帝:
それだけじゃない。さらに「期限」、「納期」も存在する。
どんなに金があって、良いスタッフを揃えても、クオリティが無限に上がるかというとまぁ、不可能だ。
上がることは上がるけど、どこかで折り合いをつけなければ、永遠に作品は完成しない。

LM仮面:
…………待ってください。考えすぎて気持ち悪くなってきましたよ。

破壊の大帝:
そして何より、人間のやることだからコミニケーションが絶対必要なのよね。
連絡報告、意思疎通。人間から考えること、譲れないこと違う。
そんな、それぞれ拘りを持った特殊技能の人たちを衝突させずにまとめてあげないといけない。

LM仮面:
あらゆる制約がひしめき合ってますね……

破壊の大帝:
光のぴぃさん第7話 「それは途方も無い戦いの幕開けでしかなかった。」で、図でさらっと見せている部分。
今みたいに逐一逐一追ってくと、ぶっちゃけ吐き気さえ催してくる大変な部分、それらをこなした上での、このドラマなわけですよ。

LM仮面:
途方も無さ、なんとなく理解しました(汗

破壊の大帝:
「光のぴぃさん」は「ぴぃさん」と言いつつ、どっちかというとマイディーさん達の物語なのよね。
マイディーさん側の話は「光のぴぃさん」に詳しいけれど、その裏でぴぃさんはこの、途方も無い、
ぶっちゃけ大風呂敷とも言える話を、色んな偉い人に頭を下げて聴いてもらい、お金が絡む協力を仰いで、
本来は業界素人のマイディーさんにプロレベルの仕事をさせつつ(笑)、まず「ドラマを撮れる体制」まで持っていっているわけですよ。
凄くね?

LM仮面:
……凄い、です(汗

破壊の大帝:
で、限られた予算と時間の中、二人の監督が最大限にその手腕を発揮して、ドラマを撮る。
ソコにはマイディーさんが一度は心折れて、そして命を削って出来た脚本がある。
リューハラさんが築いた脚本があるからこそ、監督たちが何をすべきか明確になってるわけよ。

LM仮面:
……そういえば、「脚本」ってよく言いますが、どんなのです?

破壊の大帝:
劇の青写真といえばいいかな…… シーンとかセリフとか使うBGMとかわかりやすく書き記したもの。
光のお父さんとは関係ないけど、ちょうどDCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団準備稿(PDF)が無料公開されてるので、気になったら観ると良いよ。

LM仮面:
……すいません、こちらも色々突っ込みたいのですが……

破壊の大帝:
でも、これはまだ青写真だから、設計図にしなきゃならない。キャラ設定とか絵コンテ造らなきゃだね。
勿論、監督はこれを役者さんに伝えなければならないから、バックグラウンド的なモノは自分のものにしてなければならない。
知らないものは伝えられないからね。

LM仮面:
あ、ストップストップ。ここで監督さんの苦労を列挙すると更に辛くなります(汗

破壊の大帝:
いやいや、役者さんもスタッフも全ての人が苦労……いや、努力を、それぞれの役割でやってるわけですよ。

LM仮面:
ああ……ああ……

破壊の大帝:
その結晶が、漸く、我々の目の前に姿を表した。
エンドロールに刻まれた人、または書かれていない人も要るかもしれない。
それらの人たちの思いが、差し出されているわけですよ。

LM仮面:
……無下には出来ないですね。

破壊の大帝:
はい、ダウト。どーん。

LM仮面:
!?

破壊の大帝:
うん、この辺が怖いところでさ。かけたコストとクオリティが正比例するとは限らない。

LM仮面:
…………!?

破壊の大帝:
勿論、ある程度の資本がないとある程度以上にはならないけど、お金かけたからって、良いものが出来るとは限らない。
また、どれだけ思いがあったとしても、何かしら、それこそ髪の毛一本程度の行き違いからスタッフの想いにズレが出来て、
それが作品に影響するかもしれない。

LM仮面:
ああ、違和感を感じてしまうと、物語に没頭できない的な。

破壊の大帝:
気になって醒めちゃう所あるよね。あと、視聴者との期待にズレが出てきたりとか。
それにそれだけじゃない。世の中の流行り廃り、天災や事件の影響、それこそ人知の及ぶ限りでないところが影響することだってある。
ってか、ホント、まさか北朝鮮ミサイルを心配することになるとは思わなかった(苦笑

LM仮面:
ああ、戦争なんか起きたら、ドラマ放送やってる場合でなくなりますよね……

破壊の大帝:
まぁ、世の中の流行り廃り的には、「良いものが浮かんでくる流れ」が去年頃からうねってたからね。
それでも、マイディーさんが『光のぴぃさん』を描いたのは、少しでも多くの人に、今言ったようなことを
伝えたかった、想いに触れてほしかったから、なんだろうね……

LM仮面:
……それが、結実した、と。

破壊の大帝:
とりあえず、第一話は大成功だと思うのですよ。
例えこれがスタートラインだとしても、世にはスタートラインに立てなかったり、スタートでコケたり多々あるのです。
それが、こんなにも熱の込もった作品であることを知ることが来た。安心して続きを楽しむことが出来る。
楽しんで、続きを期待することが出来る。

LM仮面:
想いの力…… これこそFFのテーマじゃないですか……

破壊の大帝:
故に曰く、すごい。

LM仮面:
いやいや(笑

破壊の大帝:
うん、でも、ここまで動いたぴぃさんがほんと凄い。「感動したから」って動いたのが、ほんと凄い。

LM仮面:
いきなり語彙力が劣化してますよ(笑

破壊の大帝:
利口分が切れた(笑
ってかさ、実はまたマイディーさんのFF14関係読み直してたんだけど。

LM仮面:
はい、言う事吐き出したんで話題を変えたんですね。

破壊の大帝:
(笑
ミコッテ空手はβの頃からやってたんだぁ、と。
FF14の旧世界から、その拳で強さを求めるだけでなく、仲間のために奮って来たからこそ、今のマイディーさんがあるのだなぁ、と。

LM仮面:
再確認したわけですね。

破壊の大帝:
なので、再度、感謝。そしてこの曲でお別れしましょう。
バカになるのだ。自分ではなく、他人のために。

LM仮面:
……大帝さんはバカでなくて、SAN値がピンチなのでは……

破壊の大帝:
えー? ここでそれ言う?(涙


破壊の大帝ぐれねーどへ