花咲爺
(語り手)
- 昔々ある処に、正直なお爺さんとお婆さんが住んでいました。
(正直な翁)
- ガキーン、ガッキーン!
(正直な婆)
- グーシュルシュルシュルシュル…
- お爺さんが野良仕事をしていると、お婆さんに良く似た犬がやってきました。
(犬)
- わんわん!
- お爺さんは耄碌していたので、お婆さんだと思いいつものようスキンシップ代わりの攻撃を仕掛けました。
- ガキーン、ガッキーン!
(犬)
- きゃん!(@@)
- 犬も必死で抵抗しましたが、いかんせんお爺さんの連続攻撃と固い装甲は打ち破れません。
耄碌していたお爺さんは犬が死んだ後も何度も攻撃を加えていましたが、
お婆さんの姿を見掛けて、ようやく自分が勘違いしたことに気が付きました。
- グーシュルシュルシュルシュル…
- お爺さんとお婆さんは慎重に議論を重ねてみましたが、
結局、動物保護団体が五月蝿いだろうという事で近くの祠に犬を埋めることにしました。
- ガキーン、ガッキーン!
- するとどうでしょう、祠からは太古の昔に封印されたゲンプが這い出てきたではありませんか!
(ゲンプ)
- 赤気が・・・革が起こる。慈変泰が・・・天子が、アートマンが産まれようとしている・・・
- ゲンプは予言の言葉を伝えましたが、お爺さんとお婆さんは犬を葬るのに必死で聞いちゃいませんでした。
そうこうしていると南の方からゲンプの復活とともに再生したスザクが飛来してきました。
(スザク)
- ほーっほっほっほ、世界は陰陽極まりてついに反生に転じ、太極に向かいて収斂す!
- スザクは謎の言葉を発しながら、あちこちを炎で燃やします。
(ゲンプ)
- むぅ・・・今の私の力では奴を止める事は出来ない・・・万物は太極に復るか・・・
- と、その時です。犬が葬られた辺り一帯の木々に花が咲き始めました。
(花)
- むぅん!レモンイエローのオーバードライブ!
- 花はゲンプの力を借りて、光のエネルギーを照射します。
- うっ、抜かったわ・・・先の犬は開明獣だったのか・・・
- スザクは攻撃を止めて地に伏します。
そうこうしているうちに、西からはビャッコの化身ナラシンハ、
東からはセイリュウの化身シシガミが到達しました。
(ナラシンハ)
- まだこの世界は復には戻らぬ。スザクよ、元の地に帰れ。
(シシガミ)
- 我らは、アートマンが降臨するまで待たねばならぬからな。
- こうして、世界の滅亡は先送りされました。
しかし、三本の“梵天の塔”の六四枚の円盤がすべて別の棒に移動したとき、宇宙は消滅することでしょう。
それまで、アートマンに成り損ねたトウテツは苦しみ続けなければならないのです。
(トウテツ)
- 我が器から解放されるのは、まだ先の話か・・・
- かくして難しい話はぜんぜん聞いてなかったお爺さんとお婆さんはレーザーを発する不思議な花を
軍事目的に応用し、死の商人として暴利を貪るのでした。めでたしめでたし。
- 教訓、参考文献「孔子暗黒伝」・・・何人分かるのかのぉ(遠い目)
小ネタ衆の時間へ
破壊の大帝ぐれねーどへ