浦島太郎
(語り手)
- 昔々ある処に、浦島太郎という若者が住んでいました。
(浦島太郎)
- ・・・・
- 浦島と言うのは当て字で、いつもうちに帰ると母親から。
(母)
- うら、しめたのう?
- と、言われていたからです。
太郎は漁師で、海で魚を捕っていました。
(魚)
- ・・・・
- ・・・・
- ・・・・
- ・・・・
- ・・・・
- ぐは。
- 偶に根負けする所が、彼の甘い所でした。
そんなある日、彼が浜を歩いていると何か蠢いていました。
太郎は多分亀だろうとおもいました。
- ぎーぎーっ、がーがー
- 亀かと思ったらメカでした。
この浜には訳の分からないものが打ち上げられるので有名です。
- ・・・・
- そうこうしていると、ほんとに亀が虐められていました。
(悪ガキA)
- オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!
(悪ガキB)
- ドララララララララララララララララララララララララ!!
(亀)
- 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!
- 亀には余りダメージが行ってなさそうでしたが、太郎はとりあえず助けることにしました。
- ・・・・
- 寡黙で陰湿な太郎が、じっと彼らをみつめます。
悪ガキ達は地獄の底から覗かれているような太郎の眼光に恐れをなして逃げ出しました。
- 無理無理無理無理無理無理無理無理ぃっ!
- 亀は訳の分からない雄叫びをあげて喜びました。
そして、太郎に助けてもらったお礼として竜宮城に連れて行きたい旨を伝えました。
- ・・・・
- 太郎は竜宮城なるものが何であるか分かりませんでしたが、
亀のそのつぶらな瞳から、彼に悪意が無いことをしり、ついていくことにしました。
竜宮城とは、海底二千マイルに鎮座する秘密の要塞です。
亀は太郎を背中に乗せて出発しました、亀の回りに異空間が展開されたので太郎は無事です。
- 貴方が落としたのは、この銀の斧ですか?それとも金の斧ですか?
- 途中、わけの分からないのに出くわしました。
- ・・・・いや、斧は落としてないのだが。
- 貴方は正直な人ですね。竜宮城への封印を解いてあげましょう。
- 実は彼女は竜宮城の主、乙姫だったのです。
彼女の質問に正しく答えないと、海の魔物にかえられてしまう所でした。
(魔物)
- はぐはぐ
- 竜宮城では、太郎は美女に囲まれ、
クラゲや平目の優雅な踊りを毎日見てました。
- らったらったらったらったグラムのダンス〜足並み揃えてらったたったたー♪
- いぐない〜いぐない〜くとぅるふふぐたん〜
- しかし、太郎はこんな生活も飽きてきました。
根が働き者と言う、最近珍しい人物だったのです。
- そうですか・・・残念ですね。
なら、竜宮城の思い出にこの箱を上げましょう。でも決して開けてはなりませんよ。
(玉手箱)
- テケリ・リ テケリ・リ
- 帰り道、太郎は開けてはならない箱ならばいらないと思い亀の背中から捨ててしまいました。
- テケリ・リ テケリ・リ・・・・・・
- 帰ってみると、どうでしょう。浜では四百年の月日が経っていました。
そして亀を見ると、悪ガキ達が虐めにきました。
- オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!
- ドララララララララララララララララララララララララ!!
- 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!
- あら太郎?何処行ってたの?しばらく留守にしてたわね。
- みんなモンスターなので四百年ぐらい訳ありませんでした。
その後、成長した玉手箱が浜に打ち上げられ、災厄がこの地を覆うのですが
最後に残った“希望”を胸に正義の勇士が結集するのはまだ先の話です。
(実は後の勇者)
- ぎーぎーっ、がーがー
- 教訓、海にごみを捨ててはいけない。
小ネタ衆の時間へ
破壊の大帝ぐれねーどへ