アン・シリーズは“その他”が二冊あるのですが、それを一つ残して読了。 その2冊って、アンの周囲の人々の話のアンソロジーでアンはあまり出てこないのですよ。 なんとなく読みづらいので後廻し。というか、登場人物多すぎ。アン・シャリーがその明るさで自分だけでなく回りも幸せにしていく、という明るい話です。 基本的に本が変ると場所が変る方式で、新しい生活に飛び込んだ後、どんどん周りを感化していくのです。 ときには失敗があっても、それがまた後に繋がっていったり。もちろん、幸せだけでないのですが、 それも乗り切っていく姿がすがすがしいのです。と、無難な感想を書いてみたり。
後半になるにつれて、アン自身よりも彼女の子供達にスポットが移っていくのも ちょいと寂しいわけですが、それはそれでまた、よし。 時代や世代の移り変わりが上手く表現されています。 今の日本を書くとなるとかなり難しいですな。1年1年の流行り廃りは激しくなっていますゆえ。
一番のお気に入りはリラちゃんですな。最終話『アンの娘リラ』の主人公で、 アンの子供達の中の末娘で一番の美人で一番の“おちこぼれ”です。 で、彼女が15の時、これから青春だーっと張り切っていたときに一時大戦がはじまってしまいます。 思い人は戦争に行ってしまうし、兄も出征し行き、行きがかり上赤ん坊を引き取ったり、 しかも戦争は、数ヶ月で終わると思われつつ泥沼化、四年も続いてしまいます。 しかし、その間に彼女は着々と成長していく様が、良いです。
あーさて、パンデモオフで、土日に奈良に行ってきました。どこもかしこも鹿だらけです。 土曜は興福寺と奈良国立博物館と東大寺と春日大社です。 興福寺は“行った”というより“通った”というほうが正しいかも。敷地が広いのですよ。 そこでいきなり鹿がいます。奈良国立博物館は思っていたとおり、レアなモノが転がっていました、素晴らしいです。 京都の大将軍神社の大将軍像まで在りましたよ。
さて、東大寺は修学旅行生徒バッティング。というか、大仏もデカイですがまず建物がデカイですね。 巨大建造物というに相応しいですよ。無闇にデカイ建物って好きです。 中は、例によって仏像と、マーキング(苦笑)で締められています。 あーあと、東大寺の柱の穴、潜ってきましたよ。私が潜れるならたいした事ありません。
春日大社は少し電波が飛んでました。鹿の角と革が売られていましたが、 どこを見ても肉は売っていません。恐らく地下に潜ってしまっているのでしょう。 次回リベンジです。ってか、みやげ物の店で聞いてみるのが一番だったかもしれません。 で、飯屋を探して終了。というか、奈良まで着てヴィレッヂヴァンガードに行ってしまうとは。
日曜は雨天の為、明日香から斑鳩へ予定変更。バスに揺られて法隆寺です。 特に・・・コレというものは在りませんでしたが、宝物殿などには少々ときめきましたね。 食事をしながら、修学旅行生を横目で見つつ、スカート丈で帝都の人間を見分け可能な事を教わりました。
一度奈良に戻って、町を散策後京都で解散。奈良町資料館の村正は贋物だろうという 方向で意見は一致したようです。まぁ、そんな感じで。