キースストーリー愛憎版
〜燃える炎の君、凍れるボクを解かしておくれ〜
二年前、バーンは奇跡的に助かるも眠ったまま。
愛する人を失ったキースは独り苦悩する。
ああ、バーン、僕をその手で包んでおくれ・・・
しかし、彼の美貌に惹かれるサイキッカー達が彼を襲う!!
Episode 1 :刹那
刹那 「お前がノアの総帥だな。どんなごつい奴かと思ったら、
フッ、療養中のお坊ちゃまのようだな。」
キース「若さに満ち溢れた私を嫉妬するつもりか?
汚れた貴様には私に指一本触れる事は出来ないだろう。」
刹那 「そこまで言うか!しかしその若さも今日までにしてやるぜ!!
このオレがしゃぶり尽くしてくれる!!」
キース「愛のない君には私は倒せない!」
Episode 2 :エミリオ
エミ 「あんたNOAの総帥だってなぁ〜くくく
なかなかキレーじゃねーか、ブチこませてくれよぉ〜」
キース「くっ、私はバーンだけのものだ。
君なんかに殺られるわけにはいかない。」
エミ 「どうせみんな死んじゃうんだ。生きてるうちに良い事しようぜぇ」
キース「私には守るべき人が居る!ここで倒れるわけにはいかない!」
キース「喪失ゆえの狂気か・・・私もバーンを失っていたら
君のようになっていたかもしれないな。」
Episode 3 :ウェンディー
ウェン「キース!バーンがここに居るってほんと!?」
キース「居た所でどうするつもりだ?」
ウェン「連れて帰るの!私は・・・バーンのことが好きなの!!」
キース「バーンは僕のものだ・・・誰にも渡さない・・・」
キース「女は男を惑わせる・・・彼の温もりは私だけのものだ!」
Episode 4 :玄信
玄信 「そなたか、衆道をして世を惑わせておるのは・・・」
キース「惑わせているのはどちらだ、私は友の為に闘っているだけだ!」
玄信 「それが即ち乱世の元凶、目を覚まされなされ。」
キース「煩い! お前なんかになにが分かる!!」
キース「人間などに、私の愛は解るまい!
ああバーン、早く目覚めてくれ・・・」
Episode 5 :ガデス
ガデス「よぉ、久しぶりだな、キース様?
ご執心のバーンは目覚めたかな?」
キース「ガデスか・・・貴様のような『女なら誰でもいい』みたいな輩とは
二度と逢いたくなかったがな」
ガデス「へっへっへ、男同士で愛し合うよかよっぽど健全だぜぇ。」
キース「バーンとの愛を愚弄するか、許さん!」
キース「人の恋路を邪魔するもの、死して懺悔せよ!」
Episode 6 :カルロ
カルロ「・・・総帥、やっぱり私よりバーンの方が良いんですね・・・」
キース「な・・・何だ突然?」
カルロ「私よりあいつの方が良いんだろうって聴いてんですよ、
きぃぃぃぃぃ!!!あいつなんかぁ・・・あいつなんかぁ!!」
キース「バーンに手を出すつもりか! それはさせん!」
キース「横恋慕か・・・見苦しいな。
これも私の美貌の起した悲劇か・・・」
Episode 7 :ウォン
ウォン「茶番でしたがなかなか楽しませていただきましたよ。」
キース「ウォンか・・・私とバーンの神聖な戦いを汚した東洋の悪魔め。」
ウォン「おや?感謝されてしかるべきではありませんか?
本当は彼とは闘いたくなかった・・・見え見えですよ。」
キース「ばっ!馬鹿なことを言うな!」
ウォン「お顔が赤いですよ・・・
さぁ!あんな男は忘れて、私の世界に誘われてください」
キース「貴様ぁ!それが狙いだったか!?許さん!!」
キース「また一人の人生を狂わせてしまった。
美しいことは罪なのか?」
Final Episode :バーン
バーン「キース?俺は・・・」
キース「あああ!バーン!!愛しのバーン!!僕のバーン!!」
バーン「うぉぉ?何があった!!」
キース「実は二年ほど前・・・私と君が戦っている時に・・・」
バーン「ちょっと待てよ・・・俺、二年もパンツ履きっぱなし?」
キース「心配するな、私が毎日着せ替えてたよ。」
バーン「ぐはっ!!」
キース「さぁ、バーン、二人のユートピアを築き上げよう!!」
バーン「ちょっ・・・ちょっとタンマ!!」
Ending
キース「バーン・・・これでも・・・僕の愛を受け入れてくれないのか?」
(バーンに接吻するキース・・・)
バーン「そこまで俺のことを・・・キース・・・」
キース「バーン!! 生きてたのか!」
バーン「手を貸すぜ、キース・・・
俺で良かったら・・・」
(抱き合う二人と乱舞する薔薇・・・諸々の妄想を残しつつEND)