ソニアストーリー大妄想版
〜全てはキース様のため〜
僕の中で彼女が“妄想癖”になったのがいつか、
今となっては定かではない。
・・・シリアスなの作る予定だったのだけどなぁ・・・
ま、面白いからいいや。
Episode 1 :ゲイツ
ソニア「私は確か・・・キース様を助けようと
基地の爆発に呑み込まれて・・・
!! ゲイツ!?」
ゲイツ「ソニア・・・ノアの行方不明者。
事情徴収のため連行する。」
ソニア「もっ、もしかして私を狙っていたの!
キース様との仲を引き裂くストーカーだったのね!」
ゲイツ「意味不明・・・任務を遂行する。」
ソニア「私もただではやられないわよ!」
ソニア「ああ、これもみんな私の美しさの罪なのね・・・」
Episode 2 :マイト
マイト「貴様・・・俺と同じ力を持っているようだな。」
ソニア「はっ!まさか私の隠し子っ!?」
マイト「・・・何だそりゃ。」
ソニア「嘘っ、嘘よっ!私はまだ子供なんて作った事無いわ!」
マイト「・・・おい、話を・・・」
ソニア「いやぁぁあっ!! 嘘よぉっ!!」
ソニア「そうよ、違うのよ。
さっきのは幻覚よ、眼の迷いよ!」
Episode 3 :玄信
玄信「そなた・・・人間ではありませぬな・・・」
ソニア「ええっ! なっ、なぜばれたの!
まさかアナタ、サイキッカーね!」
玄信「それは逆では・・・」
ソニア「そうなのね!私を見世物にしようと言うのね!
猟奇電気人間として売り出すつもりね!」
玄信「まっ、待ちなされ。勘違いしてはならぬ。」
ソニア「問答無用よ!」
ソニア「私はまだ、そこまで落ちぶれてないわ!」
Episode 4 :パティ
パティ「よくもマイトを!」
ソニア「その髪の色・・・まさか、貴女も私の隠し子!?」
パティ「なっ、何を言ってるの?」
ソニア「いやあぁっ!!
私はあなたのお母さんじゃない!!」
ソニア「何なのこの世界は・・・狂ってるわ!」
Episode 5 :レジーナ
レジ 「ソニア、生きていたんだね!」
ソニア「レジーナ!
・・・いつの間にそんなに成長したの!?」
レジ 「いつって・・・そっちこそ二年間も何してたのさ。」
ソニア「二年!!
二年間も・・・キース様のお傍に・・・」
レジ 「っ! まさか暴走!」
ソニア「ゆぅるぅさぁなぁいぃっ!!!」
ソニア「・・・こうしては居られない!
キース様に魔手が伸びているかも!」
Episode 6:カルロ
カルロ「よくもレジーナを・・・」
ソニア「よくもキース様を・・・」
カルロ「罰として貴女には極キワ電飾ビキニを着てもらう
『裸電球』の刑を処します。覚悟して下さい」
ソニア「キース様の傍にあなたのような鬼畜は置いておけません!
覚悟なさい!」
ソニア「キース様の傍にいてもいいのは、
選ばれたこの私だけなのよ!」
Episode 7 :ガデス
ガデス「おいねーちゃん。
ノアの本部はこっちで良かったけな?」
ソニア「アナタもキース様に用があるというの!?」
ガデス「用と言えば用だな。
奴を殺りに行くわけだからな。」
ソニア「ヤる・・・ヤる・・・ヤる・・・
きぃぃぃぃっ!!!」
ソニア「一刻の猶予も無いようね・・・
キース様は私が守るわ!」
Episode 8 :刹那
刹那 「貴様、ガデスを倒したそうだな。
ノアの古い兵器らしいが、
最新型の俺様に勝てるかな!」
ソニア「何を言っているの、愛に機能差は関係ないわ!」
刹那 「ふっ、何を言うと思えば。
所詮は人造人間。今最高にトレンディな
改造人間に、勝つ事は出来まい!!」
ソニア「私はキース様の為に産まれてきたの!
アナタのような出来損ないには負けない!」
ソニア「そう・・・私にはキース様だけ・・・」
Episode 9 :エミリオ
エミ 「何だ・・・ソニアか・・・
前におっ死んだと思ってたのにな・・・
くくくくく・・・ははははは!!!」
ソニア「エミリオ!
まさか・・・こんなに背が高くなって、
凛々しく成長してるなんて!!」
エミ 「僕は、以前の僕とは一味違うよ?」
ソニア「その・・・その美少年の色気で、
キース様をたぶらかす気ね!
そうはさせないわ!!」
ソニア「男なんて・・・
目を離すとどうなっているか、
判ったもんじゃないわ!」
Episode 10:ウォン
ウォン「おや、ソニアさんでは有りませんか。
『千載一遇』、もうお目にかかれないと思っていましたよ。」
ソニア「ウォン! まさか・・・」
ウォン「お気づきですか?
私は全てを支配できなければ、満足できません。
確かに彼は気に入りませんが。
気に入らない物を支配する、
それはまた格別の喜びなのですよ。」
ソニア「・・・キース様には・・・指一本触れさせないわ!」
ウォン「ククク、阻止出来ますかね?
私に作られた、貴女が?」
ソニア「親玉は消したわ!
これで・・・
これでキース様は私の物よぉっ!!!」
(溢れる妄想がばっくに乱舞する図)
Episode 11:キース
キース「ソニア、悪いが僕には心に決めた人がいるのだよ。」
(ソニア、“ガーン”の一文字)
キース「バーンとのケリを付けるまでは・・・
・・・ソニア?」
ソニア「・・・分かりました・・・
分かりましたわ・・・
貴方を殺して、私も死にます!!」
キース「まっ、まてソニア。
お前は何か勘違いしているぞ?」
ソニア「私も・・・直ぐに後を追いますからっ!!」
ソニア「バーン・・・彼さえ居なければ・・・
こんなことにはならなかったのにぃ・・・」
Episode 12:バーン
バーン「キース? キースッ!?
この野郎っ! キースを殺ったのはお前だな!」
ソニア「アナタさえ居なければ・・・」
バーン「っ! ・・・なんだこの力は!?」
ソニア「アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・
アナタさえ居なければ・・・」
バーン「暴走しているのか!?
くそっ! マジでいかなきゃヤバいぜ!」
Final Episode :ウェンディー
(煙を上げていたソニアが、漸く正気に戻る)
ソニア「・・・はっ? 私は何をしていたの?
・・・私は・・・クリス?
・・・ソニアだった気もする・・・」
(ウェンディー登場)
ウェン「バーン! ・・・なんてことを・・・」
ソニア「・・・ウェンディ?」
ウェン「貴女が・・・貴女がバーンをぉっ!!
許さないっ!!」
ソニア「待って・・・ウェンディ!!
貴女とは・・・貴女とは闘いたくないっ!」
Ending
ソニア「ウェンディぃ・・・・」
ソニア「うふっ・・・うふふふふ・・・」
ソニア「ウェンディー?
こんな所で寝てたら風邪引くわよ。」
ソニア「あら、キース様も・・・
くすっ、お行儀が悪いのね。」
崩壊したノアの本部で、
唯一、灯りの消えない部屋がある。
そこでは何時までも、ソニアが、
もう二度と動かない二人の世話を
続けていると言われている・・・